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玄天 第一巻 白虎 (White Tiger)

"Small Shen" 予告編!?

投稿日時:2013/02/02(土) 10:53

最近、『白虎』の作者 Kylie Chan のウェブサイト(http://kyliechan.com/)をご覧になった方はいらっしゃいますか?
 
少し前に、ウェブサイトが様変わりして、Dark Heavensの掲示板へのリンクがなくなってしまいましたね。
 
掲示板自体は閉鎖されたわけではないようですが、この件について読者の一人が問い合わせてもKylieの返事はなく、ちょっとよくわからない状況です。
 
ここにアドレスを載せていいのかどうか、判断しかねますので、興味がある方は、直接お問い合わせいただければ、掲示板のアドレスをお教えします。
 
さて、そのかわりと言うわけでもないのですが、Kylie のサイトでも紹介されている、面白い試みについて、お話しますね。
 
年末にご紹介した”Small Shen”、そのTrailer(予告編)が、今公開されています。
 
映画ではなくて、本の予告編?? 
 
はじめは想像もつきませんでした。まあ、”Small Shen” は漫画の部分もあるので、その絵を見せるのでしょうけれど、それだけで予告編として成り立つのかしら?
 
でも、もう一人、アーティストが加わってくれたために、素敵な本の「予告編」が完成したのです。
 
それが、Yunyuという名前のオーストラリアのミュージシャンで、このたび”Small Shen” のために”Butterflies”という曲を作ってくれました。この曲自体は、「梁山伯」という男の人と「祝英台」という女の人の悲しい恋の物語で、中国の四大民間説話の一つとされている”Butterfly Lovers(蝶の恋人たち)”をもとにしていますが、”Small Shen” には、この曲を無料でダウンロードできる特典がついています。つまり、”Small Shen” は、小説家と漫画家とミュージシャンがコラボした作品だったわけで、これはなかなか珍しい、そして画期的な試みだと思います。
 
本の宣伝に「予告編」を作ってしまうのも斬新だし、本と音楽を組み合わせて売り出すことにも意外性があります。
 
本(小説と漫画)や音楽、映像というメディアの垣根は、どんどん低くなっていくのですね。これからの時代、電子書籍が主流になっていくと、こんなふうに「予告編」で宣伝するのが一般的になるのかもしれません。

ちょっと調べてみたところ、本の予告編は「ブックトレーラー」と呼ばれ、アメリカではすでに普及しつつあるようです。
『白虎』も映画化が難しいなら、せめてブックトレーラーで映像を見てみたいと、夢がふくらみます。

 
“Small Shen”の予告編はこちら

http://harpervoyagerbooks.com/2012/12/19/small-shen-trailer/(本の紹介だけの短いバージョン)
 
http://kyliechan.com/trailer-for-small-shen/(Yunyuの曲のビデオクリップも入っている長いバージョン)

コメント


石川さん

こんにちは。
本、音楽、映像のメディアミックスはどんどん進んでいるようですね。

ですが、私は個人的に手でページをめくる紙の本の方が好きです。物語を読み進めている感じ、インクの匂い、紙のザラザラ感、フォント…

音楽や映像による効果ももちろん素晴らしいですが、限られた情報というのは、読者に想像するという楽しい時間を与えてくれますね。

Posted by 鶴林 at 2013/02/26 16:49:19+09 PASS:

鶴林さま

私も、いまだに電子書籍には手を出せずにいます。やっぱり本は、本屋さんで表紙を眺め、手に取ってぱらぱらとめくりつつ選ぶのがいいですねえ。

でも、電子書籍で世界が広がるという人もいるので…、あ、この話は次のブログに書きますね。

Posted by 石川ミカ at 2013/02/27 10:26:56+09 PASS:
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