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玄天 第一巻 白虎 (White Tiger)

千年医師物語 ~ペルシアの彼方へ~

投稿日時:2015/11/26(木) 16:19

第7回京都ヒストリカ国際映画祭で上映された『千年医師物語~ペルシアの彼方へ~』
 
アジア映画ではありませんが(とはいえ、ペルシアは西アジアですね)、お話に惹かれて鑑賞。
 
150分の大長編で、見ごたえがありました。
 
物語と予告編は、こちらをごらんください。
 
 http://physician-movie.jp/
 
母親の死、父親代わりとなって育ててくれた男の目の手術をきっかけに、
 
当時世界の最先端とされていたペルシアの医学を志して
 
イギリスから遠い異国の地へと向かう主人公ロブ。
 
何が何でも学びに行こうというロブのエネルギーに、ただただ圧倒されます。
 
気も遠くなるほどの移動距離
 
宗教の問題
 
好奇心とタブーの間での葛藤
 
それでも、信じることに向かって常に突き進む強さを
 
とてもまぶしく感じました。
 
ペストの流行に立ち向かう医師と医学生たち
 
戦いを前に、主人公にあることを命じる王
 
たくさんの人の命を救ってきた恩師である医師の最後の選択
 
それぞれの選択は、すべて尊く
 
ほかに道はあったとしても
 
この人なら、やはりこの道を行くのだろうと
 
納得させるものでした。
 
物も情報も豊かで、クリック一つで何でもすぐに手に入る
 
そんな時代を生きる私たちが忘れてしまいがちな
 
「求める心」を
 
これでもかと見せつけられる
 
それが、こんなにも気持ちのよいものだとは!
 
『千年医師物語~ペルシアの彼方へ~』は、
 
2016年1月公開です。
 
 
最後に『白虎』絡みで一言。
 
ペルシアの街の様子が描かれるこの映画
 
まさに、西を支配する神、白虎の宮殿がある西アジアのイメージですね。
 
映画に出てくる王様は、白虎とはまったく違いますが、
 
砂漠と宮殿
 
街を行き交う人たちの服装などに
 
想像力を刺激されました。
 
『白虎』の世界では、
 
玄武は中国
 
朱雀はインドネシア
 
白虎は西アジア
 
そして青龍は日本を
 
それぞれ拠点としているようです。
 
今回の映画祭では、思いがけず、日本以外の3拠点、それぞれにゆかりのある映画を見ることができました。
 

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