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新選組(Shinsengumi)

『先人たちの底力・知恵泉』(7/25)

投稿日時:2017/07/28(金) 15:15

今回は、「土方歳三」がテーマ。新選組のNO.2、そして「鬼の副長」としての生き方に焦点を当てた特集でした。

新選組の組織を作り上げるにあたって、人望のある近藤勇は、当然のことながら局長となりました。
近藤さんを慕う土方さんは、副長となって近藤さんを支えることになります。
その際に、土方さんは近藤さんを「カリスマ化」しようとしました。
そのためには、自分が「汚れ役」を引き受けることによって、近藤さんに隊士たちの不満の矛先が向かないようにします。
たとえば、隊士に切腹を命じるのは、わざと近藤さんが不在のときにしたということです。

でも、時代は変わり、鳥羽・伏見の戦いを経て、近藤局長は捕らえられ、斬首の刑に。
その後、土方さんはわずかな新選組隊士や旧幕臣たちとともに、会津・箱館へと転戦します。
もうNO.1の近藤さんはいないので、土方さんがリーダーの役割を負うことに。
そのためには、近藤さんのような素質が必要となります。この頃には、「鬼の副長」としての顔は消え、仲間の兵士たちに「母」のように慕われていたそうです。
やはり、土方さんは今まで「鬼」を演じていたわけで、近藤さんがいなくなってからは、本来の土方さんの優しさなどが現れてきたのだろうと思います。

そして、京都に晒された近藤さんの首の行方について、新たな説が紹介されました。
下僕が奪って会津に持ち去ったらしいというのです。
会津の天寧寺には、土方さんが建てた近藤さんの墓がありますが、もしかしたら、そこに葬られているかもしれないのですね。
そうだといいなあ・・・。

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