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新選組(Shinsengumi)

『探偵沖田総司』

投稿日時:2014/03/03(月) 13:12

またまた久しぶりの更新になってしまいました。すみません。

久しぶりに新選組の本を読みました。加野厚志『探偵沖田総司』です。
この小説は坂本龍馬暗殺事件が軸となっています。
よく知られているとおり、暗殺現場には原田左之助の刀の鞘と、新選組隊士行きつけの店「瓢亭」の下駄が落ちていたことから、新選組が疑われてしまいます。
そこで、沖田総司は近藤局長から真犯人を突き止める任務を与えられるのです。
総司は、烏丸神社の巫女である龍子の助けを借りながら犯人捜しに奔走します。

龍馬暗殺の犯人としては、これまでたくさんの説が挙げられてきました。
でも、この小説では、私の知る限りでは、全く新しい真犯人が判明します。
ネタばれになるので書けませんが、よく知られている幕末の重要人物です。
その人物が黒幕で、さらに実行犯がいます。

歴史を表面的にみれば、龍馬の活躍で薩長同盟が成立し、薩摩・長州・土佐が協力して倒幕に向かう流れができるのですが、
実際には、この三藩の中でも思想の違いにより、対立が生まれているわけですね。
昨日までの味方は、今日の敵、ということもありうるわけです。
だから、黒幕が明らかになると、「そういう考え方もあるのか・・・」と目から鱗でした。

総司としては、犯人を追いつめて斬りたかったところですが、労咳によって命を落とし、目的は果たせませんでした・・・。

先ほど書いた、龍馬暗殺の犯人説の一つに、見廻組の今井信郎(のぶお)らが実行犯だというものがありますが、
この小説では、どうしてそのような説が生まれたのかという経緯も独自の視点から描かれていて面白いです。

コメント


お疲れ様です。総司が探偵ですかぁ~!面白そうですさっそく探します。もし新撰組のメンバーを現代の職業にあてはめると、どんな職業があうでしょうね!見ものだ!(笑)

Posted by コタロウ at 2014/03/08 19:25:41+09 PASS:

コタロウさん、コメントありがとうございます。

新選組メンバーを現代の職業に当てはめるの、面白そうですね。考えてみようかな~。

Posted by 正木恵美 at 2014/03/10 14:28:37+09 PASS:
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