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新選組(Shinsengumi)

『先人たちの底力・知恵泉』(7/18)

投稿日時:2017/07/26(水) 13:54

先週と今週の2回にわたって、NHK総合の『知恵泉』で新選組が取り上げられました。

第1回目は、「新参者が認められるには」がテーマ。
新選組は、もともと農民など武士以外の出身者がほとんどでした。
その集団が、京都でも新参者、武士としても新参者、ということで、いかに周囲から認めてもらうかが課題でした。
そのため、副長の土方歳三は、「局中法度」を作り、武士以上に武士であろうとしたのです。
「士道」に背いた隊士には、切腹が申し渡されます。
実は、そもそも武士の世界では実際に切腹した人数はごく少なかったとのこと。
それに比べて、新選組内の切腹はかなり多かったというので、びっくりです。
それでも、鉄の規律のおかげで、新選組は武士として認められ、池田屋でも活躍するわけです。

また、池田屋事件で近藤勇が最初に発した言葉は「御用改めである」というのが有名ですが、実は、そうではなかったということが、新たな資料によって分かりました。
「此の方御上意」だったらしいです。
「御上意」というのは「将軍の命令」という意味で、将軍のために働いている、という気持ちがはっきりと表れています。
今後、新選組のドラマなどが作られる際は、このセリフが使われるようになるかもしれませんね。

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